海外との取引の際に輸出入者は税関に申告して、許可を得る必要があります。この手続きのことを通関といいますが、この通関手続きの代行を行う者が通関士です。
通関手続きの代行者という面では、税理士や行政書士と似ていますが、通関士は国家試験である通関士試験に合格のちに、勤務先の通関業者の申請に基づく税関長の確認を受けてはじめて通関士であるといえます。
このため、他の士業のように独立するための資格ではなく、通関業者や通関部門を持つ企業へ就職するためにアピールできる資格と言えます。
受験資格
制限なし
試験内容
- 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法
- 通関書類の作成要領その他通関手続きの実務
- 通関業法
マークシート方式
受験料
3,000円
試験日
10月上旬
試験地
北海道、宮城県、新潟県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、熊本県、沖縄県
難易度
過去3年間の合格率
平成20年度 |
平成21年度 |
平成22年度 |
|
受験者数 |
10,390 人 |
10,367 人 |
9,490 人 |
合格者数 |
1,847 人 |
807 人 |
929 人 |
合格率 |
17.8% |
7.8% |
9.8% |
問い合わせ先
各税関の通関業監督官
税関ホームページ
http://www.customs.go.jp/tsukanshi/