弁理士の主な業務は、企業(あるいは個人)の創作物や工業デザイン、特許権、意匠権、商標権等に関して、特許庁への出願手続の代理を行ったり、それらを取消または無効とするための審判請求手続や異議申立て手続きなどの代理業務を行うことです。
経済のグローバル化やITの普及などにともなって、知的財産の保護に関して需要が高まってきているなかで、弁理士の活動の場は広がってきていると言えます。
弁理士試験は、筆記試験と口述試験がありますが、筆記試験に合格した者だけが口述試験を受験できます。また、筆記試験は短答式と論文式が行われ、短答式に合格した者が論文式を受験できます。
受験資格
制限なし
試験内容
<短答式筆記試験>
- 工業所有権(特許、実用新案、意匠、商標)に関する法令
- 工業所有権に関する条約
- 著作権法
- 不正競争防止法
5枝択一(マークシート方式)
<論文式筆記試験>
【必須科目】
工業所有権に関する法令
- 特許・実用新案に関する法令
- 意匠に関する法令
- 商標に関する法令
【選択科目】
- 理工I(工学)
- 理工II(数学・物理)
- 理工III(化学)
- 理工IV(生物)
- 理工V(情報)
- 法律(弁理士の業務に関する法律)
※上記の6科目から1科目を選択
<口述試験>
工業所有権に関する法令
- 特許・実用新案に関する法令
- 意匠に関する法令
- 商標に関する法令
※試験科目の免除制度有り
受験料
12,000円
試験日
短答式筆記試験:5月
論文式筆記試験:
口述試験:10月
試験地
短答式筆記試験:東京、大阪、仙台、名古屋、福岡
論文式筆記試験:東京、大阪
口述試験:東京
問い合わせ先
特許庁 総務部秘書課 弁理士室試験第一班
〒100-8915
東京都千代田区霞が関3-4-3
tel:03-3581-1101(内線2020)
http://www.jpo.go.jp/index/benrishi_shiken.html
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